治療法について

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緑内障

 眼球は房水という液体が産生され線維柱帯から排出される事で、一定の適切な固さ(眼圧11〜21mmHg)を保っていますが、この房水が排出されにくくなったり、排出されなくなると、眼圧が上がり、眼球が堅くなってしまいます。このような状態を緑内障といいます。眼圧が高くなると眼の奥にある視神経を障害し、視力が低下したり、視野が狭くなったりします。40才以上の17人に1人が緑内障とも言われています。

緑内障とは

原発性 続発性
先天性 発育異常緑内障
早期型(牛眼)
晩発型(若年緑内障)
先天緑内障(発生異常に伴う)
後天性 開放隅角緑内障(単純緑内障)
閉塞隅角緑内障(うっ血緑内障)
開放隅角緑内障
ステロイド緑内障
ポスナー・シュロス
マン症候群など
閉塞隅角緑内障(炎症・腫瘍など)

緑内障の種類

1.開放隅角緑内障

開放隅角緑内障画像
 房水の排出口(隅角)は広いが、排水部分が目づまりして排出されにくい状態になって、徐々に眼圧が上昇するタイプです。
 自覚症状が少ないため、視野に変化が起こり初めてて気づく場合も多くあります。

2.閉塞隅角緑内障

閉塞隅角緑内障画像
 隅角が狭くなった状態で、房水の排出がストップしてしまうので、急激に眼圧が上昇しますので、頭痛、眼痛、吐き気、虹視や急激な視力の低下が起こりやすくなります。
 放置すると早い時期に失明に至るので、早期の治療が必要。

3. 正常眼圧緑内障

 日本人の緑内障患者の6割近くを占めていると言われています。
 隅角は正常で眼圧もごく普通であるにもかかわらず、視神経乳頭の陥凹(視神経の損傷)がすすむ方がいます。
 視神経の血流が悪い事などにより、圧力に対して弱いことが原因と考えられています。

4. 続発性緑内障

 何か別の病気が原因で起こる緑内障があります。
例えば、ステロイドの様な薬剤で隅角の機能が低下したり、ブドウ膜炎や糖尿病による網膜の病気が原因で起こったりします。

治療方法

1. 薬物療法

 緑内障のタイプや眼圧の高さ、視野異常の程度にあわせて、房水の産生を抑える薬、隅角での房水流出を促進させる薬、瞳孔(瞳)を縮めて隅角を拡げる薬、循環を改善し視神経を助ける薬などを選択します。 薬では眼圧が充分に下がらなかったり、視野異常が進行する場合はレーザー治療や手術が行われます。

2. レーザー治療 

 薬物療法で充分な効果が得られない場合や副作用のため薬を使えない場合に行われます。 外来で行えるため入院の必要もなく、時間も5分程度で痛みもほとんどありません。

a) レーザー虹彩切開術(LI)
おもに急性閉塞隅角緑内障に対して行われる方法で、レーザーで虹彩に端に小さな穴を開け、房水を流れやすくします。
レーザー治療画像

3. 手術療法

a) 線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)
房水は黒目と茶目の間にある線維柱帯という網目状の部分からシュレム氏管というところに入って血管に出ていきますが、この房水の出口である線維柱帯を切除することで、房水の流れを良くする方法です。特殊な薬剤を使用して行いますが、点眼麻酔で手術しますので、だいたい30分で終了します。
手術療法画像

b) 線維柱帯切開術(トラベクロトミー)
房水が流れ出るシュレム氏管に細い針金状の器具を挿入し、線維柱帯を切開して房水の流れを良くします。手術時間は30分です。

c) 非穿孔性線維柱帯切除術
aの線維柱帯切除術を改良した方法で、線維柱帯の内服を残すことにより、眼圧の下がり過ぎを防ぐことができます。手術時間は30分です。

40歳を過ぎたら定期検査を受けるうにしましょう
  • 緑内障は早期発見が大切です。
    遺伝的傾向も見られるので、血縁者に緑内障の人がいる方はより注意は必要です。
  • 緑内障は自覚症状が少なく、放置されている事が多い疾患です。一度視野に異常が起こってしまうと、もう元には戻りません。定期的に通院することが大切です。
  • 症状がないからといって、指示されたとおりに点眼・内服をしなければ充分な眼圧のコントロールはできません。医師の指示は必ず守りましょう。
  • 緑内障になってしまったからと言って、極端に生活が制限されるわけではありません。早期発見と適切な治療によって、きちんと管理していれば普通に生活できます。

詳しい内容は医師までお尋ね下さい

緑内障手術についてご不明な点がありましたら
ご遠慮なくお気軽にご相談下さい。

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